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大雨被災地へ車支援 28台不足、寄付も募る カーシェア協

大崎市の水害被災地支援用に貸し出すため、返却されたリース車

 一般社団法人日本カーシェアリング協会(石巻市)は7月中旬の大雨により県内で車が浸水被害に遭った人を対象に、車両を無償貸与する支援を行っている。その一環として、災害支援が必要な状況となった時に返却する契約を結んでいるリース車の回収を進めている。7月27日は石巻信用金庫から軽自動車1台を引き取った。被害が大きかった大崎市で車を必要としている被災者に貸し出される。

 災害時返却契約を結んでいる車両は22台あり、現在、全車両の返却手続きを行い、被災地に順次送られている。石巻信用金庫では約2年にわたり営業用に使用していた。

 返却に立ち会った同信金の佐藤正幸総務課長は「東日本大震災を経験し、困った時には手を差し伸べる相互支援を心掛けている。役に立てるならうれしい」と話していた。

 同協会によると、同日現在、被災により102台の車の支援申し込みがあるが、28台が不足する状態だという。そのため支援に使用する車両の寄付も受け付けている。車検の残り期間が3カ月以上あり、走行に支障がないことが必要。使い方は協会に一任することが条件となる。

 寄付先は、日本カーシェアリング協会0225(22)1453。

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