「蔵王は東北、国の宝」 関電の風力発電計画受け宮城・山形の6首長が共同宣言

宮城県川崎町

 関西電力が宮城県川崎町の蔵王山麓に計画していた風力発電事業を巡り、蔵王連峰を囲む宮城、山形両県の計6市町の首長会議「蔵王広域振興協議会」(蔵王サミット)が5日、川崎町で開かれた。

 関電は先月29日に計画を白紙撤回したが、景観を損ないかねない大規模な開発行為が持ち上がったことを受け、「蔵王は宮城・山形両県、東北、国の宝」という共同宣言を採択した。

 蔵王、白石、七ケ宿、川崎の宮城の4市町と山形、山形県上山両市の首長らが出席。開催提案者の小山修作川崎町長は「再生可能エネルギーの必要性は認めつつ、事前の住民説明会の義務付けや禁止地区の指定など条例を改正し、協議会で共有したい」と述べた。

 蔵王サミットの開催は2017年以来5年ぶり。宣言書には「故郷の誇りである雄大な自然を、大切に守り育て後世に引き継ぐことが使命」と明記した。大規模開発行為が計画された際などに協力することを確認した。

 協議会会長の佐藤孝弘山形市長は「蔵王への考え方を再確認した。景観・観光面から蔵王近辺の開発のハードルは高い」と話した。

共同宣言書に署名した6市町の首長ら=宮城県川崎町山村開発センター

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る