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近場の推しスポット>北上川堤防川べりの散歩(石巻市)

川風が吹く夕刻、北上川の堤防を犬を連れて散歩する人の姿も見られる
中央地区の北上川堤防からは石ノ森萬画館、遠方には石巻かわみなと大橋も見える

<川風涼やか、眺めは格別>

 新型コロナウイルスの感染急拡大のピークが見えない中、外出しても感染リスクが少なく気軽に楽しめるのが散歩やウオーキング。

 石巻市には絶好のスポットがある。国土交通省北上川下流河川事務所が東日本大震災で被災した北上川河口部の復旧復興事業で整備した堤防だ。両岸計15キロで、高さを海抜7・2~4・5メートルに整えた。2013年1月に着工し、今春完了した。

 右岸側は南浜、門脇、中央、住吉、蛇田地区。このうち、いしのまき元気いちばがある中央地区は堤防と水辺空間が一体となった親水性の高いエリアに生まれ変わった。対岸の中瀬には石ノ森萬画館がある。

 盛夏が続く8月。気温が高く、日差しが強い日中は避け、早朝や夕方に健康維持やリフレッシュを兼ねて散策や犬を連れて散歩をする人がいる。

 元気いちば2階のテラスからの眺望は格別だ。曇天の夕方、中央地区の川べりをぶらりと歩いてみた。川風が心地よく、一帯の景観美に心が癒やされる。遠方には3月30日開通した「石巻かわみなと大橋」が見える。高台の日和山から響くせみ時雨が真夏を演出していた。

<ここツボ> 元気食堂店長・米沢耕也さん(37)=石巻市旭町=
 健康維持のために休日の朝や夕方に北上川の堤防を散歩しています。石巻に5年前にUターンしましたが、都会では1級河川が街中を流れることはありません。大河の横を歩けるぜいたくさを実感しながら、石ノ森萬画館、中瀬公園、日和山も見える眺望の素晴らしさ、四季折々の自然の魅力を堪能しています。夏のこの時期は、川風が吹く夕方の散策がお勧めです。夕日もきれいです。

(浜尾幸朗)

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