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どん底から頂点へ 「最初の番記者」が見た仙台育英・須江航監督

 先の見えないどん底からの再出発だった。部員らの不祥事を受け、2018年1月に須江航監督が託された仙台育英高硬式野球部、通称「ライオン軍団」は、牙を折られたように生気を失っていた。

「日本一からの招待」

 17年夏。劇的な逆転サヨナラで大阪桐蔭を破り、仙台育英が甲子園8強入りしてから、わずか4カ月。控え部員ら生徒15人の飲酒、喫煙が発覚した。名将、佐々木順一朗氏が辞任し、教え子である須江氏が監督に就いた。

 チームは6…

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