ツール・ド・東北が開幕 石巻グルメに舌鼓 きょう走行イベント
東日本大震災からの復興を後押しする自転車イベント「ツール・ド・東北2022」(河北新報社、ヤフー主催、三陸河北新報社など共催)が17日、石巻市で開幕した。新型コロナウイルスの影響で、走行イベントは2019年以来、3年ぶり。初日は石巻市総合運動公園でステージイベントが行われ、18日の走行イベントに向け、ライダーらが気持ちを高めた。
ステージでは石巻広域消防音楽隊が「ディープパープルメドレー」や「風になりたい」などを演奏。石巻市広渕小の児童らが伝統の「河南鹿嶋ばやし」を披露し、会場から大きな拍手が起こった。
協賛企業が地元グルメなどでもてなす「応“縁”飯」ブースを開設。ライダーや応援で駆け付けた来場者らが石巻焼きそばやサバだしラーメンに舌鼓を打ったほか、サイクル用品の販売ブースもあり、参加者が準備を整えた。
走行イベントに初参加する会社員川村敦さん(52)=東京都=は北上フォンド(100キロ)を走る。「石巻は仕事で何度か来た。沿岸地域の現状を確認しながら完走したい」と話した。
18日の走行イベントは新型コロナ対策で規模を縮小、参加者を約1500人にして実施。北上フォンドは午前6時半、女川・雄勝フォンド(65キロ)は午前9時20分にスタートする。
大会は2013年に始まり、今回で9回目。20年はコロナの影響で中止、21年は走行を疑似体験するバーチャルライドを行った。