18歳の時、東日本大震災が起きた。週末や大学の長期休みのたび、ボランティア活動で岩手県沿岸部に通った。中学生の学習支援に携わり、開放された学校や寺で教えた。生徒らと交流を深め、卒業式にも招いてもらった。
活動の傍ら、住民に話を聞く機会もあった。災禍に見舞われても古里を愛し、手を取り合って生きる姿が…