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いつでも買えます「笹かま自販機」 武田の笹かまぼこ、本店前に2号機設置

 武田の笹かまぼこ(宮城県塩釜市)は15日、塩釜市港町の本店前に笹かま専用の自動販売機の2号機を設置し、24時間販売を始めた。土産用が主力の同社は、新型コロナウイルスの影響による観光客の激減で、売り上げが低迷する。来店者数は回復傾向にあるものの、経費節減のため休業する日もあり、店を開けていない時の来店者に購入の機会を提供しようと設置を決めた。

本店前に設置した笹かま自販機を指さす武田社長=塩釜市港町2丁目

牛タン入りや規格外品など

 2号機で販売する商品は、宮城名物の牛タンやチーズを練り込んだ笹かまの2枚セットのほか、笹かまのアヒージョ仕立ての缶詰、規格外商品の詰め合わせなど計8種類で、価格は320~1000円。

 同社は観光客向けの土産用が主力商品で、コロナ前は多くの観光バスが本店に立ち寄った。感染拡大後は本店だけでなく、高速道路のサービスエリアや道の駅、JR仙台駅にある売店も軒並み低迷し、売り上げは9割以上も落ちたという。

 対面販売の機会が減ったため、同社は2020年8月、松島町の観光桟橋近くの休憩所に笹かま自販機の1号機を設置した。珍しさもあり、コロナ禍で自販機から一定の収益がある。

 今年に入り観光客は戻りつつあるものの、団体客の回復はまだ小さく、本店は予約がなければ休業することもある。たまたま休業日に訪れた観光客から笹かま購入の問い合わせがあり、自販機設置に踏み切った。

 2号機は1号機と同様、自販機の販売やメンテナンスを手がけるパルサー(仙台市)と共同開発した。規格外商品の販売も可能になり、食品ロスの削減につながる。販売状況を確認しつつ、県内の駅や空港など5カ所への増設を目指す。

 武田武士社長(46)は「2枚から買えるので、気軽に食べてもらえる。あらゆる手法で笹かまぼこのおいしさを伝え、ファンの裾野を広げたい」と話した。

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