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大瓜駐在所、県警が統廃合検討 「地域の重要な施設」石巻市長、撤回求める

 石巻市の斎藤正美市長は29日の定例記者会見で、県警が石巻署大瓜駐在所の中里交番への統廃合を検討していることに関し「地域の安全を担う極めて重要な施設だ」と撤回を求めた。

 大瓜駐在所がある稲井地区の人口は2010年度の約3000人から倍増。高校や大学、市総合運動公園があり、昨年4月には市複合文化施設も開館した。斎藤市長は統廃合中止を県警に要望したことを報告し「人口も交流人口を呼び込む施設も多くなっている状況をみれば、逆に交番への格上げが必要だ」と訴えた。

 流行「第8波」が懸念される新型コロナウイルス感染拡大については「石巻保健所管内でも第7波のピークだったお盆時期と同じくらい感染が広がっている」と強調。インフルエンザやノロウイルスとの同時流行による医療逼迫(ひっぱく)を防ぐため、市民に基本的な感染対策の徹底とワクチンの早期接種を呼びかけた。

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