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初日の出をきれいな山で 住民ボランティア、東松島・大高森で草刈り

大高森山頂の草を刈る参加者

 東松島市宮戸の景勝地・大高森に初日の出を拝みに来る人たちに気持ち良く新年を迎えてもらおうと、宮戸を拠点に活動する住民組織「奥松島観光ボランティアの会」は4日、山頂周辺の草刈りをした。会員や市地域おこし協力隊のOBら17人が参加。電動草刈り機や熊手を使い、山頂の草を刈り取った。

 大高森には例年、地域内外から多くの人が初日の出を見に訪れるため、ボランティアの会が毎年末に草刈りを実施している。宮城オルレ奥松島コースもトレッキング客に人気で、市は今年、「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選ばれた。

 郷右近克己会長(69)は「景観を守り、観光客をがっかりさせないよう草刈りを続けている。きれいになった大高森で初日の出を拝んでほしい」と話した。

 この日は奥松島コースへ続く車両が通行できる道でも、視界や進路を妨げる竹や低木を刈り払った。事務局の木島新一さん(72)は「けが人が出たときのためにも緊急車両が通れるようにしておき、安全に利用してもらいたい」と語った。

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