師走点描>正月教室(石巻市広渕小)
<地域住民に風習学ぶ>
石巻市広渕小(児童186人)の講堂で10日、正月行事を学ぶ体験教室が開かれた。同校児童や保護者など約100人が参加した。
参加者は講師の手ほどきを受けながら、正月飾り作りや、たこ揚げ、羽根突きなどの遊びを楽しみ、新年を迎える準備をした。3年生以上は、5年生が授業で育てた稲のわらでしめ縄作りに励んだ。児童らは苦戦しつつも、わらを束ねて完成させた。1、2年生は繭玉飾りを作り、ピンクや白のカラフルな繭玉をヤナギの枝に取り付けた。
共に6年生の門脇愛陽さん(12)は「稲をねじったり交差させたりするのが難しかった」、千葉優希芽さん(12)は「しめ縄を作るのは初めて。みんなとできてよかった」と話した。
教室はPTAや子ども育成会、地域の有志が協力し運営する「深谷サークル」の活動の一環として開かれた。