師走点描>安全点検(石巻市中央・発着所)
<官民一体で取り組み>
旅客船の利用や荷物の輸送などが集中する年末年始に向け、東北運輸局石巻海事事務所と石巻海上保安署は12日、合同の安全総点検を石巻市中央1丁目の網地島ライン石巻中央発着所で行った。
後藤明広所長、伊藤康彦署長ら7人が参加。カーフェリー「マーメイドII」に乗り込み、運航に必要な書類が整っているかを確認、消火器、救命胴衣の設置状況を点検した。新型コロナウイルスやテロ対策にも目を光らせた。
今年4月に北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が死亡・行方不明となる観光船沈没事故が起きた。伊藤署長は「一番大事なのは現場の皆さんの安全意識。官民一体となって安全運航に努めよう」と呼びかけた。
来年1月10日まで6事業者の10隻を点検する予定。