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色彩模様いしのまき<赤>甘みと酸味、珠玉の一粒 イチゴ(石巻市蛇田)

収穫が始まったイチゴ。温度と日照状況によって色づきが進み、一つ一つ丁寧に摘み取られ出荷される

 広々とした栽培ハウスで、真っ赤に熟したイチゴが収穫を待つ。県内では亘理・山元両町に次いで栽培が盛んな石巻地方。中でも石巻市蛇田地区には生産農家が集中している。

 同市蛇田の農業生産法人「いちごランド石巻」は10棟の栽培施設を持ち、計3万4500平方メートルで主に「紅ほっぺ」を栽培する。今季の摘み取りを11月下旬に始めたばかり。ハウスに隣接した直売所で購入でき、県内を中心としたスーパーなどにも出回る。

 紅ほっぺは甘みと酸味のバランスが良く、色が濃く光沢があるのが特長。クリスマスシーズンの果物売り場を彩り、贈答用に買い求める人も多いという。収量が最も多いのは春。収穫は5~6月ごろまで続く。

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 東日本大震災からの復興と共に、色彩を取り戻した石巻地方。自然や食、建築、工芸それぞれが持つ「色」を届ける。

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