備蓄用ゼリーを2倍以上の価格で納品 福島・国見町の救急車所有事業問題
福島県国見町の高規格救急車の研究開発事業などに関わる多賀城市の備蓄用食品製造「ワンテーブル」が、企業版ふるさと納税制度で寄付した金などを原資に町の備蓄用ゼリーを製造し、同社の市販品の倍以上の単価で納品していたことが分かった。町内産の果物を味付けに使うなどの商品開発がなされているものの、町監査委員は費用対効果を問題視している。
事務局「ワンテーブル」が納品 町監査委「結果として割高」
ワンテーブルと町は2019年10月、防災関連のパートナーシップ協定を締結し、備蓄食品の開発など防災事業を協力して進めることで合意している。町によると、備蓄用ゼリーの製造は20年度の防災を絡めた町の地域プロモーション…
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