宮城県の広域防災拠点、完成は2032年度 当初の20年度から3回目延期
宮城県議会2月定例会は24日、代表質問を行った。県が仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅の敷地に計画する広域防災拠点について、村井嘉浩知事は整備完了が「2026年度以降」から「32年度」にずれ込む見込みと明らかにした。当初20年度とされた完成時期の延期は今回で3回目。現時点で324億円の事業費も膨らむとみられ、23年度中に公表する予定。
駅移転先で地盤対策必要に
県によると、JR側が駅移転先の同区岩切地区で行った現地調査で、新たな地盤対策工事などの必要性が判明。移転完了が3年延びて29年度に…
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