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河北春秋(2/27):脚本家の向田邦子さん(1929~81年)…

 脚本家の向田邦子さん(1929~81年)は子どもの頃、「体が弱い癖に白粥(しらがゆ)が嫌いだった」。だから床に伏せって「卵のおじやが許されるとひどく嬉しかった」という。祖母が「フウフウと吹いては口に運んでくれた」▼エッセー『卵とわたし』ではこんな勘定もする。「私は一体何個の卵を食べたのだろう」。週…

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