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海と仲間と共に生きる<船上の民俗学者 福島・新地(下)浜の心>

 2022年9月、福島県新地町の小さな集会所。18年春から小型漁船観音丸の乗組員を続ける民俗学者の川島秀一さん(70)と親方の小野春雄さん(71)が、浜での生活を語っていた。耳を傾けるのは東北大などの歴史学者ら5人。東日本大震災の被災地の調査で訪れた。

 小野さんが、地震直後に漁船を沖に避難させて津波…

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