気仙沼の風力発電計画、28年度運転開始 東急不動産が説明会開催

宮城県気仙沼市渡戸の「市民の森」周辺で東急不動産(東京)が計画する風力発電事業を巡り、同社は18日、事業に関する地区説明会を同市の水梨コミュニティーセンターで開いた。住民ら15人が集まった。
最大10基設置
別の事業者が既に運転する風力発電施設の近くに、高さ最大180メートルの風車を最大10基設置し、出力は最大4万3000キロワットとなる事業概要を担当者が説明。順調に進めば2026年度に着工、28年度に運転開始となる見通しを示した。
騒音や振動、動植物や景観への影響の調査手法も説明。結果は24年度以降に縦覧する環境影響評価準備書に記載するが、より早く示せるよう努めるとした。
出席者からは計画地選定の経緯や耐用年数経過後の対応を問う声があった。担当者は「計画は初期段階で、皆さんと密にコミュニケーションを取りながら検討したい」と述べた。
同社は環境影響評価方法書の縦覧を今月23日に開始し、30日午後6時から市民会館で住民説明会を開く。
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