待機や付帯作業が重荷 <物流危機 宮城の現場>(2)「悪しき」慣習
3月中旬、川崎市にある倉庫の入り口前で10台のトラックが列を成していた。大崎市の本社から5時間走った古川貨物の尾形光彦さん(56)に荷積みの順が回ったのは3時間後だった。
「長い時は6時間。この時間がなければ荷物はもっと運べる」。トラックにとって無益な「待機」の長さを尾形さんは嘆いた。
荷主の都合で…
関連リンク
- ・<物流危機 宮城の現場>(1)輸送の限界 運賃アップ難航必至
- ・物流の2024年問題 利便性享受と負担、再考の時 社説(2/22)
- ・地価公示 宮城県全体、11年連続上昇 被災地や仙台圏以外は下落
- ・日立物流ソフトウェア 秋田市内に東北初の事業所開設へ 2024年4月
- ・東京エレクトロンが生産物流拠点増設へ 岩手・奥州 25年秋完成、450人新規雇用