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地域の誇り育む施設を<Re杜のまち  インタビュー(2)文化事業ディレクター・吉川由美さん>

 仙台市青葉区の定禅寺通から文化芸術の拠点が消える。2028年度にも見込まれる東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)の移転後、まちづくりはどうあるべきか。会館跡地の活用はどのような方向で考えれば良いか。ミュージシャン、文化事業ディレクター、商店関係者、研究者の4人に県民会館、定禅寺通への思い、跡地利活用のアイデアを聞いた。(4回続き)

[よしかわ・ゆみ]仙台市生まれ。宮城教育大卒。演出家。青森県八戸市の「八戸ポータルミュージアムはっち」のアートプロジェクトや、宮城県南三陸町の東日本大震災伝承施設「南三陸311メモリアル」の展示などでディレクターを務めた。

 -仙台市中心部で開催される「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」の立ち上げメンバーとして、1991年から4年間、運営の準備などを手がけた。

 「初夏の仙台・青葉まつり、夏の仙台七夕まつり、冬のSENDAI光のページェントに次ぐ四つ目の祭りを秋に開催し、まちのにぎわいをつくりたいと定禅寺通周辺の事業者やまちづくり関係者らと一緒に考えた。緑豊かな環境と音楽が融合し、新しい伝統になった」

 「参考にし…

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