◎メゲるときも、すこやかなるときも 堀川アサコ 著
青森市生まれで在住の著者が、人の愛情がねじれて招いた悲劇と幸福をユーモアやペーソス、ミステリー的要素を交えて描き出した。軽妙洒脱(しゃだつ)な文体と巧みなストーリーテリングで読者を引き込む。ささやかでも穏やかな暮らしが、いとおしく思えてくる小説だ。…
「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。