宮城・東松島で「デビュー」講座 冷めぬキャンプ熱<アングル宮城>
新型コロナウイルス禍の中で「密」を避けられるとして注目を集めたキャンプ。宮城県松島自然の家(宮城県東松島市)が開く初心者向け講座は多くの参加者でにぎわう。コロナ後もキャンプ人気は続きそうだ。
5月下旬にあった「キャンプデビュー」講座。県内に住む20~70代の男女約25人が参加した。職員らの手ほどきを受けながら、テントの設営、たき火を使った調理に挑んだ。
今月には女性を対象にした1泊2日の講座があり、約30人が参加。「まき割り楽しい」「外の食事は気持ちいいね」。初対面にかかわらず、参加者らがたき火を囲んで会話を弾ませた。
豊かな自然に心身を癒やし、たき火で調理した「キャンプ飯」に舌鼓を打つ。ソロでもグループでも。人それぞれの楽しみ方があるのがキャンプの魅力。はまる人は今も増加中だ。
自然の家の鹿野憲明所長(55)は「今年の来場者は昨年の3~5倍を見込む。日常を忘れ、自然を楽しむキャンプ熱は今後も続くだろう」と語る。
(石巻総局・山老美桜)
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