閉じる

宮城・東松島で「デビュー」講座 冷めぬキャンプ熱<アングル宮城>

<憩い>たき火を囲む参加者。揺らぐ火を眺めてぼんやり過ごしたり、談笑したりした=6月3日午後7時30分ごろ

 新型コロナウイルス禍の中で「密」を避けられるとして注目を集めたキャンプ。宮城県松島自然の家(宮城県東松島市)が開く初心者向け講座は多くの参加者でにぎわう。コロナ後もキャンプ人気は続きそうだ。

 5月下旬にあった「キャンプデビュー」講座。県内に住む20~70代の男女約25人が参加した。職員らの手ほどきを受けながら、テントの設営、たき火を使った調理に挑んだ。

 今月には女性を対象にした1泊2日の講座があり、約30人が参加。「まき割り楽しい」「外の食事は気持ちいいね」。初対面にかかわらず、参加者らがたき火を囲んで会話を弾ませた。

 豊かな自然に心身を癒やし、たき火で調理した「キャンプ飯」に舌鼓を打つ。ソロでもグループでも。人それぞれの楽しみ方があるのがキャンプの魅力。はまる人は今も増加中だ。

 自然の家の鹿野憲明所長(55)は「今年の来場者は昨年の3~5倍を見込む。日常を忘れ、自然を楽しむキャンプ熱は今後も続くだろう」と語る。
(石巻総局・山老美桜)

<談笑>肉を焼く参加者と学生ボランティア。初対面で世代が離れていても、非日常の体験を通し自然と会話が生まれる=5月20日午前11時10分ごろ
<学ぶ>テントの張り方を学ぶプログラム。職員が注意点などを説明した=5月20日午前10時10分ごろ
<仲間>力を合わせて設営したテントで打ち解ける参加者。新しい仲間との会話が心地いい=5月20日午前10時30分ごろ
<舌鼓>調理した肉をほおばる参加者。「興味はあっても始めるきっかけがなかった。キャンプのイメージができた」と笑う=5月20日午後0時10分ごろ

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

アングル

「アングル」は、四季折々の風物詩や人々の表情、地域の伝統行事、豊かな自然などにカメラを向けて、東北の魅力を再発見します。

ライブカメラ