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<防災士記者 備えのコンパス3(6)> 頑丈な建物や地下に避難

 全国瞬時警報システム(Jアラート)は自然災害だけでなく、弾道ミサイルが発射された場合も使われます。2022年10月4日、北朝鮮の弾道ミサイルが青森県上空を通過した時、日本政府はJアラートで青森県、北海道などの住民に避難を呼びかけました。

 弾道ミサイルは発射から10分もしないうちに到達する恐れがあります。防災行政無線からサイレンと「直ちに避難」などのメッセージが流れたり、緊急速報メールが届いたりしたら、速やかに、爆風や飛んでくる破片などから身を守る行動を取ることが大事です。

 屋内にいる場合は窓から離れるか、窓のない部屋に移動しましょう。屋外にいるなら、近くの頑丈な建物や地下に避難を。周囲に建物がない場所では物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守るなどして、少しでも被害を軽減する可能性を高めましょう。
(須藤宣毅)

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