◎伊達稙宗 奥州王への夢 伊藤喜良 著
伊達、といえば独眼竜の異名をとる政宗が浮かぶ。葛西大崎一揆を扇動した疑いをかけられ、金箔(きんぱく)を張ったはりつけ柱を押し立てて豊臣秀吉と対面したり、朝鮮出兵に際して自軍の軍装をきらびやかに飾って沿道の喝采を浴びたりと、逸話に事欠かない。
ところで、こうした
「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。