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宇宙事業拡大「日本を元気に」 秋田・大館出身NASA職員、大丸さんが仙台で講演

探査機開発の概要や自身の歩みを紹介する大丸さん

 東北ニュービジネス協議会(仙台市)の設立35周年記念講演会が仙台市青葉区で開かれた。米航空宇宙局(NASA)の研究機関でエンジニアとして活躍する大丸拓郎さん(34)=大館市出身=が「宇宙開発は日本が盛り返せるチャンス」と強調した。

 大丸さんはNASAの中核研究機関・ジェット推進研究所(JPL)に所属。2021年に火星に着陸した探査車「パーシビアランス」のサンプル採取システムの開発に熱設計者として携わった。講演では、サンプルを回収する今後の計画も紹介した。

 日本の現状について「元気がないように思う」と指摘。探査機を作って打ち上げ運用できる数少ない国の一つだと強調し「宇宙ビジネスは拡大していく。もっと存在感を示せれば、日本は元気になれる」と期待した。

 大丸さんは東北大大学院工学研究科在籍中に火星探査車「キュリオシティー」の着陸映像を見て、JPLでの勤務を志望。関係者に接触し、インターンの機会を得て採用された。「遠くてもアプローチを具体的に考え、方針が決まったら地道にやる。チャンスを呼び込むため自ら動くことも大切」と歩みを振り返った。

 講演は6月27日にあった。

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