借金重く、負の連鎖続く <廃炉と海 宮城の現場から(2)延命の先に>
東京電力福島第1原発にたまる処理水の海洋放出が迫る。処理水放出は福島県のみならず、東日本大震災からの復興途上にある宮城県内の水産業にも影を落とす。「国は福島ばかり向いている」「賠償は適切にされるのか」。宮城の港町を歩き、声を聞く。
「風評被害が起きれば、倒産するところも」
マイナス30度の大型冷凍倉…
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