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体動かすこつ学ぼう 運動苦手な児童へ教室開講 理学療法士らが個別に助言 石巻

参加する児童一人一人にスタッフが指導する(ヒトリハ提供)
パラレルアクティビティで指導する横山代表理事(中央)らヒトリハのスタッフ(ヒトリハ提供)

 運動やスポーツが苦手な小学生を対象に、体を動かすこつや楽しさを伝える取り組み「パラレルアクティビティ」が4月1日から毎週土曜日、石巻市中里小の体育館を会場に始まる。参加者を募集している。

 障がいのある人やその家族らのコミュニティー形成、地域のにぎわい創出などを実践する同市湊の一般社団法人HitoReha(ヒトリハ)が主催する。

 リハビリ専門職の理学療法士や作業療法士の資格を持つ同法人のスタッフやボランティアらが、子どもたち一人一人に合わせた運動を提案。子どもたちはボール遊びや縄跳び、バドミントンのほか、片足ジャンプなど全身を使う動きを通じて、得意な部分を伸ばし、体の動かし方を学ぶ。

 得意な運動を見つけ、苦手の克服を目指す「ゆっくり伴走型コース」が週1回1時間、月額3300円。追加の平日レッスンは1回1100円。

 スポーツや運動に関する具体的な目標を自分で定めて取り組む「目標達成型コース」は月額5500円、土曜日1時間のほか、木曜放課後に20分のレッスンを行う。自宅で実践できるトレーニングの紹介やフォームの確認など、子どもが主体的に運動に取り組めるようフォローする。

 ヒトリハの横山翼代表理事(31)は「挑戦する子どもたちを褒める機会を作りながら、自己肯定感の育成や成功体験につなげたい。療法士が体格など一人一人にあった体の動かし方を紹介できる」と話す。

 レッスンは毎週土曜日午前9時から午後4時までの間で1時間。動きやすい服装で、体育館シューズと飲み物を持参する。

 ヒトリハのホームページ(https://hitoreha.com)から申し込む。見学や体験も可能。連絡先は一般社団法人ヒトリハ090(2889)2014。

HitoReha(ヒトリハ) | 誰もが自分の可能性を広げ多様な日常を愉しめる

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