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<防災士記者 備えのコンパス3(11)>大雨に備え早めの帰宅を

 気象庁によると1時間に80ミリ以上の猛烈な雨の頻度が、約40年で約1・8倍に増えています。6月初旬も各地で線状降水帯が発生し、記録的な大雨となりました。関東や東海地方では、東海道新幹線が長時間運転を見合わせ、足止めを食った乗客が続出しました。

 短時間に大量の雨が降ると、排水が追いつかず、浸水することがあります。これを内水氾濫といいます。水の力でマンホールが浮いたり、アンダーパスが水没したりすることも。

 慣れた道でも、浸水すると大変危険な状況になります。そのような場合は無理に移動しようとせず、家の2階や崖から離れた部屋で救助を待ってください。

 大雨は事前に予測しやすい災害です。気象庁やテレビの気象予報士が警戒を呼びかけていたら、鉄道の計画運休や防災情報をこまめに確認し、早めの帰宅、早めの避難を心がけましょう。(瀬戸夕貴子)
=随時掲載=

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