仙台育英、史上7校目の2連覇達成は？過去唯一の決勝敗戦はKKコンビのPL学園

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　全国高校野球選手権大会は２３日、甲子園球場で仙台育英―慶応（神奈川）の決勝戦が行われます。仙台育英には大会連覇が懸かっています。夏の大会連覇はこれまで６校だけ。うち戦後の２校はどちらも初優勝の翌年に達成しています。甲子園連覇の歴史をひもときます。（編集局コンテンツセンター・藤沢和久、金野正之）

連覇達成6校のうち4校は旧制中学時代

　６校のうち４校は太平洋戦争以前の旧制中学時代です。和歌山中（現桐蔭）が第７、８回大会（１９２１、２２年）に達成したのが初めてでした。当時、甲子園球場はまだなく、鳴尾球場（兵庫県西宮市）で開かれていました。

　２４年に甲子園球場が完成し、第１０回大会から会場となりました。以降、第１５、１６回大会（２９、３０年）に広島商、第２５、２６回大会（３９、４０年）に海草中（和歌山、現向陽）がそれぞれ連覇を成し遂げています。

　この間の第１７～１９回（３１～３３年）には中京商（愛知、現中京大中京）が３連覇を達成しました。現在に至るまで、３連覇はこの一度きりです。

戦後初は47年からの小倉　2004年からの駒大苫小牧は3連覇にも挑戦　

　戦後２回のうち１回は、終戦間もない第２９、３０回大会（４７、４８年）、小倉（福岡）です。旧制小倉中だった４７年は岐阜商（現県岐阜商）、新制高校と…