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岩手最後の昆布削り職人 舌でほどける逸品<アングル岩手>

 久慈市の四作(しさく)雄治さん(69)は岩手県でただ一人、おぼろ昆布を手作業で削る職人だ。父が始めた四作商店の2代目。50年以上、一心に技を磨き上げてきた。

 選び抜いた地元産の真昆布を帯状に、専用の包丁でリズミカルに削る。薄くふわっと柔らかなおぼろ昆布が積み重なっていく。

 「どうぞ」と手渡され、で…

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「アングル」は、四季折々の風物詩や人々の表情、地域の伝統行事、豊かな自然などにカメラを向けて、東北の魅力を再発見します。

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