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宮城・利府で自動車ラリー 53台、迫力のドリフト<アングル宮城>

<華麗>スペシャルステージで華麗なハンドルさばきを披露する参加車両。コーナーを鋭く曲がるたび、高台のギャラリーまで届くほどの土ぼこりが舞った=宮城県利府町の県総合運動公園

 トヨタ自動車主催の自動車ラリー大会「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジin利府」があった7月23日、会場の宮城県利府町は、さながら「車のテーマパーク」と化した。町内外から1万5000人が来場し、迫力あふれる走りや関連イベントを楽しんだ。

 全長約88キロのコースは町をぐるりと一回りする。出場車両53台はタイムを競う「スペシャルステージ」で巧みな運転技術を披露しつつ、間の移動区間「リエゾン」では沿道の美しい景色をゆったりと満喫した。

 主会場の県総合運動公園(グランディ21)内では、クラシックカーの展示会に全国から愛好家が集い、カート試乗やミニ四駆コーナーでは子どもたちの歓声が響いた。

 小学生の子ども2人と来た仙台市宮城野区の会社員小林辰也さん(36)は「幅広い年代向けのイベントがあり、親子ともども楽しめた」と笑顔で話した。
(多賀城支局・浦響子)

<満喫>移動区間を走行する参加車両。景色を楽しんだり、沿道で声援を送る地元住民に手を振ったりと、ドライバーもリラックスした表情を見せていた=宮城県利府町浜田地区
<体験>体験コーナーで自動車にタイヤを取り付ける女の子。作業着に身を包み、気分はすっかりエンジニア
<声援>スタート地点では参加車両がエントリー順に1台ずつ並び、1分間隔で走行開始。観客や関係者らがコース脇で赤い旗を振ってエールを送った
<貴重>会場内では「クラシックカーミーティング」も開催。時価1億円と言われるトヨタの「2000GT」など、貴重な旧車160台が一堂に会した

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