<ごきげんポケット(9)>書かさらない くどうれいん
サイン本を作るために出版社へ行ったときのこと。数百冊と何度も名前を書くうちに、サインペンの先が太くなり、ついにインクが掠(かす)れた。
「あ、すみませんこれ、書かさらないです」
と言うと、傍(そば)にいた人がとても不思議そうな顔をした。
「えっと、書かさらないです」
ペンを掲げながらもう一度言うと、ま…
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