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性的虐待でも「時の壁」 法と裁判官の在り方問う 社説(12/25)

 「時の壁」が、またしても被害救済を妨げた。広島高裁は先月の判決で、幼少期から父親に性的虐待を受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症した広島市の女性から父親への損害賠償請求を、一審広島地裁判決に続き民法の「除斥期間」を理由に退けた。

 不法行為の時から20年経過すれば請求権が消滅する除斥期間の…

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