「声なき声」を伝えるために 公的施設を補う役割担う<オルタナ伝承館(3)原子力災害考証館furusato(福島・いわき)>
メッセージ性の強い展示で、東京電力福島第1原発事故を問い直す民間伝承施設が福島県浜通りに点在する。官製の伝承館と対をなす在野の拠点、いわば「オルタナティブ」(もう一つの)伝承館。風化にあらがい、苦難の経験や教訓を未来につなげようと奮闘する人たちの思いに迫る。
折り重なった流木と共に水色のランドセル…
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