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<東北の本棚>論考5本、全体像に迫る

◎江戸時代の漂流記と漂流民 平川新・竹原万雄 共編

 物流が増加した江戸時代、海運が経済発展を支える一方、悪天候により数多くの回船や漁船が遭難した。乗員の大半が命を落とす中、見知らぬ土地に流れ着き、生き延びる人もいた。本書は、国内で刊行された漂流記の図書目録などから341件を拾い、広く太平洋全域に及ん…

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