河北春秋(3/16):感動が過ぎると、俳聖ですら句を詠めなくな…
感動が過ぎると、俳聖ですら句を詠めなくなるのだろうか。松尾芭蕉が松島の句を詠んでいないことは知られているが、『奥の細道』に「涙が落ちるばかりに感動」と記した古碑の句も詠まれていない▼1689年に多賀城碑(多賀城市)を訪れた芭蕉は「千年の昔の記念物を前に古人の心を見る心地」と感激を記した。同じ時期、…
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