閉じる

体制ぜい弱、専門人材の育成急務<危機の記憶 岩手山・火山防災の今(下)>

動ける人いない

 「あの時のように、誰かが泥をかぶって進める体制にはもうない。今後の在り方に知恵を絞らないといけない」

 盛岡市で昨年11月に開かれた「岩手ネットワークシステム岩手山火山防災検討会」の定例会。岩手大名誉教授の斎藤徳美さん(78)が自治体や気象台の職員ら防災関係者約60人に訴えた。

 懸念す…

関連リンク