宮城・黒川地域の防災拠点に 新消防本部移転新築、大和で安全祈願祭
黒川地域行政事務組合(大和町)は23日、大和町内で移転、新築する同組合消防本部・黒川消防署の着工に向けた安全祈願祭を、建設地の同町吉岡西部土地区画整理事業区域内で開いた。2025年11月の完成、26年4月の使用開始を見込む。
組合を構成する富谷市、大和町、大郷町、大衡村や工事の関係者ら約50人が出席。くわ入れなどの神事をした後、組合の理事長を務める浅野俊彦大和町長が「今後ますます発展する黒川地域の防災・減災の拠点となる。工事が安全に進むよう祈念したい」と述べた。
建設地は現在の消防本部から西北西約2キロに位置する。新しい消防本部は主に庁舎と主訓練塔、2棟の副訓練塔からなる。敷地面積が約9900平方メートルで、延べ床面積は約3800平方メートル。このうち庁舎は鉄筋2階で延べ床面積約3000平方メートル。工事費は約22億6000万円に上る。
国道4号沿いにある現在の庁舎は1973年の開庁で、老朽化し手狭になっていた。2015年9月の宮城豪雨と19年10月の台風19号で浸水被害を受けており、災害時に消防機能を維持できる場所として移転先が選ばれた。
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