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初代フラガールのまな弟子が感謝の舞 仙台で福島・いわき出身の小野恵美子さん追悼公演

追悼の踊りを披露する我妻さん(右)と三戸さん

 映画「フラガール」のダンサーのモデルで、昨年8月に79歳で亡くなった小野恵美子さん(福島県いわき市出身)を追悼する公演が23日、仙台市宮城野区の仙台サンプラザホールであった。まな弟子2人が初代フラガールの恩師へ感謝を込め、創作の踊りを披露した。

 舞台に立ったのは、いずれも元フラガールでフラダンスの指導に当たる我妻純子さんと三戸礼子さん(共にいわき市)。三戸さんが打楽器でリズムを取りつつ、般若心経を唱え、我妻さんが古典フラ「カヒコ」をモチーフにした3分間の舞踊で祈りを表現した。

 約40年間、小野さんから指導を受けた我妻さんは「ひときわ怒られ、厳しかったけど、面倒見が良く、打たれ弱かった私をたくましく鍛えてくれた。今日の踊りを見て、喜んでくれていると思う」と話した。

 小野さんは1966年にオープンした常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)で、ダンサーの初代リーダーを務めた。引退後はハワイアンズのフラガール養成校「常磐音楽舞踊学院」のほか、いわき市や仙台市などに教室を開き、後進の指導に当たった。

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