岩沼・金蛇水神社でパラアーティスト邦助さんがライブドローイング 大絵馬に蛇現る
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パラアーティストとして活躍する宮城県柴田町の邦助さん(40)が21~23日、岩沼市の金蛇水神社で、即興で大絵馬を仕上げるライブドローイングに挑んだ。3日がかりで迫力たっぷりの緻密な作品を制作し、参拝客の関心を集めた。
邦助さんは柴田町で生まれ育った。幼い頃から絵を描くのが好きで、地元の絵画教室や東京の中央美術学園で学んだ。2018年に色鉛筆画を始めて麒麟(きりん)や蛇など神秘的な作品を描き、障害者が描く芸術作品の全国公募展「アートパラ深川」で入賞するなど評価されている。
神楽舞台に置かれた縦約1・5メートル、横約2・2メートルの黒塗りした絵馬型のキャンバスに、油性の色鉛筆を手に向き合った。水をテーマに水滴や結晶がみっしりと描き込まれ、蛇の姿が出来上がった。
邦助さんは精神障害がある。「ライブドローイングは初めてだが、参拝客との会話が絵に反映されるようで楽しかった。見る人の幸福感につながるような作品になればうれしい」と笑顔で話した。
作品は10月まで神社で展示され、7月10日までは絵画展も開催中。邦助さんは8月に東京の松坂屋上野店で企画展がある。
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