漆かき 晴天続き順調 岩手・二戸
国産漆の約8割を生産する岩手県二戸市で、樹液を採取する漆かき作業が本格化している。
漆かきは鎌で漆の樹皮を削り、かんなと呼ばれる専用の刃物で「辺」と呼ばれる切り傷を付け、にじみ出た樹液をへらでかき取る。今期は職人や市地域おこし協力隊ら約40人が11月まで作業を担う。
27日には、大阪府和泉市出身の地域おこし協力隊員新谷武仁さん(29)が、浄法寺漆生産組合の組合長泉山義夫さん(74)に教わりながら漆かきに挑戦。「道具の使い方が難しいが、樹液がたくさん出て面白い」と笑顔を見せた。
二戸市などによると、今年は雨の日が少なく、漆かきは順調に進んでいるという。7月には最盛期を迎える見通し。
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