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南三陸町の旧防災庁舎 保存の意味、議論続ける場を 社説(7/2)

 東日本大震災で43人が犠牲になった建物の保存、解体を巡って住民を二分した問題は、13年余の時を経て、一つの節目を迎えた。ただ、遺族らには今も釈然としない複雑な思いが交錯する。震災遺構として後世に残し、共存する意味と向き合う新たな議論の出発点、と認識すべきだろう。

 宮城県南三陸町の旧防災対策庁舎は1…

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