<大観音の傾き(14)想像することしかできない 山野辺太郎>
出張所で修司は机に向かっていた。会議室から戻ってきた内藤が、かたわらを通り過ぎてゆく。あとに続いて歩いてきたのが、沢井だった。本庁からやってきて、内藤と何か打ち合わせをしていたようだ。修司はちらりと沢井に目を向け、軽く会釈した。
「高村君」と沢井が声をかけてきた。「お昼、お弁当持ってきてるの?」
「い…
関連リンク
- ・(941)泳ぐ子よ湖(うみ)の深さは雲の峯/佐藤紅緑(1874~1949年)
- ・和食を秘密を科学する 宮城・多賀城で特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」が開幕
- ・大腸がん治療法で医師の判断助けるキット 東北大病院が共同開発
- ・宮城県建築士会 高齢者住宅などの手すり無償設置 仙台支部が募集
- ・屋内の遊び場早期開設を 仙台の市民団体が市に要望