「今日の負けは一生忘れたくないよな」仙台育英・須江監督 1,2年生に諭した「敗者復活」の教え
「『人生は敗者復活戦』なんだから、負けて学べるかどうかなんだ。口で言うのと、体で感じるのとは違うんだ。きょうのことは一生忘れたくないよな。負けたということを忘れずにいたい。沈んだ後なんだから、ジャンプできるのは」
高校野球宮城大会決勝で仙台育英は敗れ、甲子園出場を逃した。須江航監督は勝った聖和学園の校歌を聴いた後、ものの2、3分で、新チームを担う選手たちにこう諭した。記者として目の前で聞いていて、彼の切り替えの速さに指導者としてのすごみを感じた。
須江監督は試合を終えたばかりのナインをねぎらうと、1、2年生をベンチに集めて語りかけた。…
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