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<詩ノ交差点アリマス 和合亮一>めくり、めくる。

 物を書く人間として最初にいただく仕事の一つに、書評というものがある。

 本と向き合って、未知の読者へ深く伝わるような文章が、果たして書けるのかについて、まず試される。

 最初に依頼をもらった時はガチガチに緊張し、肩にかなり力が入ったままで、徹夜するようにして書き上げた。あたかも旅の切符をもらった瞬間で…

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