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宮城・白石産ササニシキの稲刈り、天日干し始まる 高温対策「昨年よりも収穫期待」

稲を重ねて天日干しにする作業に取り組む参加者

 白石市福岡地区で7日、ササニシキの稲刈り作業が始まった。市内の生産者8人が展開する食味日本一を目指すササニシキ復活プロジェクトの一環。メンバーの木須敏文さん(52)と家族、市内の農産物直売所「おもしろいし市場」のスタッフや市農林課の職員ら8人が参加した。

 2ヘクタールある水田のうち、30アールで作業した。木須さんが刈った稲を、参加者が水田に立てた稲くいに重ねて、天日干しする工程に取り組んだ。昨年に続く猛暑となった今年は水温が上がらないように、田んぼに水をかけ流して対応した。

 プロジェクトのコメは減農薬、減化学肥料が特徴。今年は722アールで、昨年並みの30トンの収穫を予定している。木須さんは「昨年より期待できる。あっさりしていて、おかずを邪魔せず、冷めてもおいしいコメを味わってほしい」と呼びかける。おもしろいし市場のみで取り扱い、9月末から店頭に並ぶ予定。

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