家庭科室で朝ご飯 宮城・亘理の逢隈小で子ども食堂開催
規則正しい学校生活を送ってもらおうと、亘理町逢隈小(児童584人)で児童に朝食を提供する子ども食堂が開かれた。共働きなどで多忙な保護者の負担を減らす意味合いも込めて、町社会福祉協議会などが昨年度から主催している。
町内の公共施設で子ども食堂を展開する町社協の職員や民生委員ら11人がスタッフとして参加。家庭科室を会場に1時間目の授業開始前に実施し、ハムチーズクロワッサンとチョコチップパン、鶏の唐揚げ、コーンスープ、バナナ、リンゴなど果物のジュースを振る舞った。
スタッフは企業などからの寄付を活用し準備した食材を調理し、手際よく盛り付けた。希望のあった児童57人が利用し「温かくておいしい」「お代わりをしたい」と笑顔で味わった。
宮崎洋文校長は「友達と朝食を取ることで子どもたちの表情が和らいだ」と話した。町社協の佐藤寛子係長は「夏休み明けは勉強に気持ちが乗らなくなりがちな時期。学校に足が向きやすくなるきっかけにしてもらいたかった」と語った。
子ども食堂は初年度、計5回開催された。本年度は4日の今回を皮切りに毎月1回開かれる。
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