閉じる

絵手紙バッグずらり 仙台・八木山動物公園駅前で29日まで展示 活動を終えた同好会の作品を印刷

バス乗り場付近に飾られ、風に揺れる絵手紙のバッグ

 仙台市太白区の市地下鉄東西線八木山動物公園駅前ロータリー広場で、絵手紙をプリントしたバッグを展示するユニークな試みが行われている。地元のまちづくり団体が駅前のにぎわいにつなげようと、今月で活動を終えた絵手紙同好会の作品47点を活用。駅を利用する人たちの目を楽しませている。29日まで。

色鮮やかな絵手紙がプリントされたバッグ

 広場のバス乗り場付近に飾られたバッグは布製でA4サイズ。片面の中央部に絵手紙が印刷され、季節を感じさせる花や果物の鮮やかな色合いが目を引く。

 絵手紙は「八木山絵手紙同好会」のメンバー7人が手がけた。2008年ごろから約20人が毎月集まり腕を磨いたが、コロナ禍を経て人数が減少。残るメンバーも高齢化し、今月21日で活動に区切りをつけた。

 同好会の休止を知った住民グループ「八木山地区まちづくり研究会」が展示を企画。屋外で展示でき、再利用が可能な形としてバッグへの印刷を発案した。展示後は、記念として絵手紙の作者に渡す。

 「多くの人々に、にぎわいづくりに関わってもらうことで地区を元気にしたい」と研究会の広瀬博会長(83)。同好会メンバーからも好評で「絵手紙の色がよく出ている。最後に作品が飾られ、感慨深い」との声が寄せられる。今後は他の団体の絵や写真を活用したバッグの展示を検討する。

 研究会は展示最終日の29日午前10時~午後3時、駅前ロータリー広場で、キッチンカーの出店や音楽ライブを含むマルシェを開催。午後3~6時に駅の屋上広場で、市内のブルワリー出店のビールフェアを開く。連絡先は広瀬さん090(3367)5773。

関連リンク

関連タグ

最新写真特集