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全身まひから奇跡の回復 神奈川の元教師腰塚さん、東仙台中で「命の授業」 生きる喜び熱く語る 「助けてくれる人必ずいる」

命の大切さを伝える腰塚さん

 仙台市東仙台中(宮城野区)で、事故による全身まひから奇跡的に回復した元中学教師の腰塚勇人(はやと)さん(59)=神奈川県伊勢原市=が「命の授業」と題して講演した。命の大切さや生きる喜びを熱く語り、生徒全員と保護者ら約670人が耳を傾けた。

 腰塚さんは、2002年にスキー事故で首の骨を折り、重い障害を負った。自殺も考えた中、家族や同僚、生徒などの励ましを受けて回復し、4カ月後に職場に復帰した経験を紹介。27日の講演で「周りに助けてくれる人は必ずいる。助けてと言っていいし、自分も周囲の人も喜ばせる行動をしてほしい」と強調した。

 生徒会長の3年角田芯平さん(15)は「『夢は今を生きる力』という言葉が心に残った。これから心に留めて前向きに進んでいく」と感謝の言葉を述べた。

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