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授業で作った野菜を市価よりも安く、20分で完売 宮城・美里の小牛田農林高

野菜を販売する小牛田農林高の生徒(右)

 宮城県美里町の小牛田農林高農業技術科農業科学コース野菜班の3年生6人が10月1日、同町の小牛田図書館で授業で栽培した野菜を販売した。市価よりも安く、20分ほどで完売した。

 「図書館まつりWEEK」(13日まで)の一環で、開幕に先立って開催された。生徒らは、栽培に力を入れている西洋ナスの一種ロッサビアンコや長ネギ、プチトマトを用意。調理法が書かれたチラシなども配った。

 大崎市から訪れた佐々木三千代さん(67)は「ロッサビアンコは初めて知った。グラタンやマーボーなすのように調理して食べたい」と話した。

 小牛田農林高の曽根弘樹さん(17)は「多くの人が来てくれてうれしかった。ロッサビアンコの生育調査をしてきたので、昨年より収量や品質は上がってる」と述べた。

 販売は図書館や学校の取り組みをPRするのが目的で、今年で3回目。図書館まつりでは所蔵する本の無償配布や、貸出冊数の制限をなくすなどの企画もある。

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