宮城・気仙沼の食材を絶品にアレンジ 小中高生が「プチシェフコンテスト」 鹿折中・畠山さんが3度目V
小中高生が気仙沼市の地元食材を使って考案した独自のメニューを競う「プチシェフコンテスト」の本選審査があり、同市鹿折中3年の畠山紗有(さゆ)さんの「レッツ エンジョイ デリシャス 気仙沼!!」がグランプリに選ばれた。
過去最多の371人が応募し、書類審査を経て26人が本選に進出。市魚市場クッキングスタジオで5日、地元の魚介類や野菜などを使った料理を披露した。
畠山さんの作品は、マダイのミンチを枝豆などと混ぜ、アイスキャンディーの形にして焼き目を付けた。海水温上昇の影響により定置網でマダイが豊漁と知り、メインの食材に選んだという。2021年、22年に続いて3度目のグランプリ受賞となった。
21回目のコンテストは、食をテーマにしたまちづくり団体「スローフード気仙沼」などでつくる実行委員会が主催。審査委員長を務めた東京のフランス料理店シェフ三国清三さんは「各作品とも完成度が高く、回を追うごとにレベルが高くなっている」と講評した。
その他の入賞者は次の通り。(敬称略)
準グランプリ 畠山凪(唐桑小4年)吉本夏鈴(鹿折中2年)村上大翔(気仙沼高1年)▽ホヤ大使賞 米倉京楓(津谷小5年)半沢知笑(鹿折小5年)▽審査員特別賞 熊谷彩七(気仙沼高2年)▽ふるさと賞 小野寺結風(同1年)▽気仙沼水産復興グループ特別賞 小松葵(同1年)
関連リンク
- ・大名行列、勇壮に 宮城・大崎で古川秋まつり
- ・色鮮やかな「水族館」を子どもたちが描く 宮城・塩釜でイベント
- ・防災キャンプで生き抜く力を培う 宮城・大河原南小の6年生21人が挑戦 食器作りや風呂たきなど避難所生活を体験
- ・宮城・気仙沼で今季初めての「気嵐」 冬告げる朝霧、朝日に輝く
- ・ユヅもダルも生んだ宮城・東北高が創立130年式典 OBの「夢グループ」石田社長が講演